2. インフレを引き起こす2つの要因 / 中央銀行家と西側諸国
「キャサリン・オースティン・フィッツ vs タッカー・カールソン対談」(2025/4/29)https://www.youtube.com/watch?v=z8pA2TDXtew
(2)インフレを引き起こす2つの要因
キャサリン:インフレには2つの原因があります。一つは “通貨政策を管理する方法で通貨インフレを引き起こすこと”、もう一つは “グローバル化の逆行”で、今起きていることです。商品のコストが非常に上昇していますが、それは、成長に対して過剰に通貨を発行しているからではなく、グローバル化を逆転させているからなのです。
タッカー:例えば、サプライチェーンが断絶すれば、材料や商品のコストが上がるのでインフレが起こりますね。
キャサリン:その通りです。価格が上がるだけでなく、一部の製品は原価割れし、消滅します。サプライチェーンに、特に今見ているようなショック・ドクトリンのようなショックを与えると、混乱が起きます。船団が方向転換する必要があるとき、空母が全員に知らせずに方向転換すると、船が準備できておらず、衝突が起きてしまいますよね?
タッカー:多くの船が沈没してしまいますね。
キャサリン:そうです。
タッカー:賢明かどうかは別として、それが今行われていることですね?もちろん、石油価格が上がればインフレが起こります。
キャサリン:グローバル化の逆行は金融危機で始まりました。加速はしていますが、今始まったばかりというわけではありません。
タッカー:どうやってですか?始まったのは2008年ですか?
キャサリン:はい。
タッカー:どうやってですか?
キャサリン:いくつかの理由がありますが、一つには、ドルシステムを通じてますます支配を強めようとしたことが原因です。アメリカは常に、ドルシステムを通じて多くの権力と支配を行い、補助金を引き出してきましたが、システムから抜け出そうとする人が増えてきたのです。1997年のアジア危機は、アジアにとって大きな目覚めで、より多くの回復力が必要だと気づかされました。2008年にはBRICsが組織化し、ドルから離れようとする動きが加速しました。
タッカー:「世界経済がドルに基づいているのに、ドルを発行・管理する人々が無責任に運営している…だから別の安全な避難所が必要だ」という考えなのですね?
キャサリン:ドルシステムを運営する人々は一極集中モデルを望んでいます。米国は一極集中モデルを望んでいましたが、誰もその一部になりたくなかったんです。なぜなら、彼らが搾取している補助金のレベルを見れば「そんなルールや規制の一部になんてなりたくない」と当然思うからです。ジェームズ・ゴールドスミス卿が1994年に米国に来たとき、チャーリー・ローズとのインタビューで、ウルグアイラウンドのGATTに代わるWTO(世界貿易機関)の設立を承認すべきでない理由を説明しました。その話は、今聴いても完璧に的を射ています。
タッカー:それは要するに、どういうことなのでしょうか?
キャサリン:要するに、彼は「アメリカは西洋の中産階級を空洞化し、文化を壊滅させる」と言ったのです。
タッカー:欧米の文化を?
キャサリン:はい、「供給する食糧の質を低下させる」とも。
タッカー:本当にそう言ったんですか?
キャサリン:そうです。これは私の言葉ですが、実際にインタビューを見ればわかります。私のオンラインの本を読んで、ジェームズ・ゴールドスミス卿の話を聞けば「リーダーたちは、これが西洋を破壊することを知っていた」と分かります。
(3)中央銀行家と西側諸国
タッカー:なぜ彼らはそんなことをするのですか?
キャサリン:それは、64,000ドルの…。
タッカー:彼らは「西洋世界を守る!」なんて言いつつも、実際は西洋を嫌っているということですか?
キャサリン:いえ…彼らがそれをやった理由の一つは、宇宙に行くために必要な資本を集中させる能力が欲しかったからだと思います。彼らは100年ごとにリセットが必要であることを知っていて、その時期が来ると感じていました。彼らがグローバル化しなくても他の誰かがそれをするので、彼らはそのプロセスを自分たちが支配したかったのです。
タッカー:宇宙に行くためにお金が必要だったということですか?
キャサリン:はい、資本金が。
タッカー:それが何を意味するのかすら分かりません。
キャサリン:彼らは、多惑星文明になる能力を構築したかったのだと思います。
タッカー:ええっ?
キャサリン:はい。
タッカー:1994年頃、私はいろんなことに夢中になっていましたが、そんな話は聞いたことがありませんでした。
キャサリン:私は1994年頃、そのことに確信を持っていたわけではありませんが…。
タッカー:その頃、あなたは連邦政府で働いていましたか?
キャサリン:私の会社は住宅都市開発省の主任財務顧問で、私は住宅ローンの汚職を一掃しようとしていましたが、その時、住宅ローン詐欺を劇的に増やすインフラを明確かつ意図的に構築している人たちがいる事実に直面しました。この住宅ローン詐欺は、ニューヨーク連銀メンバーの銀行と連邦政府との官民パートナーシップで行われていました。財務省と連銀は明らかに、新たな “巨大住宅ローンバブル”を設計していました。私はブッシュ政権下で、すべての利益を使って、政治的・経済的権力を分散化する “コミュニティ・ソフトウェア・インフラ”を構築する計画に取り組んでいました。私は、国内のトップ年金基金リーダーと協力する子会社を持っていましたが、我々の仕事は、ベビーブーマー世代が年金・退職システムを通過する中で、どのようにこの巨額のお金を年金基金に投資すれば、アメリカにとって良い結果になるかを考えることでした。1997年の春、ペンシルベニア郊外の大手資産運用会社でプレゼンテーションを行ったとき、年金基金のリーダーが私に「これと似たようなことを昔、フィラデルフィアで試しましたが、うまくいかなかったんですよ」と言いました。私はそれに対し「当時はインターネットがなく、平均的な人の経済的学習速度を高めるツールがありませんでしたからね」と言い、低所得コミュニティでデータサービス会社を構築すれば、労働者や福祉受給者が短期間で高収入を得て非常に生産的になれることを示しました。しかし、彼は私を見て「あなたは分かっていないなぁ…もう遅いんですよ」と言いました。私が「 “遅い”ってどういう意味ですか?」と聞くと、彼は「彼らは国を諦めたので、秋からお金を全部移し始めるんです。ああ、ニック・ブレイディに連絡して、これは絶望的じゃなく、全部元に戻せることを伝えなければ」と言いました…ニックは私がディロン・リード証券会社のパートナーだった時の会長で、財務長官を務めていた人です。私は「新興市場に株式を再投資するよう、彼(年金基金)が指示されたから、成長率が高くなったのだ」と思っていました。そして、その後すぐの1997年10月(1998会計年度の初め)に、米国政府から巨額のお金が消え始めたことに気づきました。9・11までには、DOD(国防総省)とHUD (アメリカ合衆国住宅都市開発省)から4.1兆ドルが消えていたのです。9・11の前日、ドナルド・ラムズフェルドが記者会見で「昨年、国防総省で2.3兆ドルの未記録の調整があり、お金がなくなっていて、テロよりも深刻な事態になっている」と言いました。そして、もちろん私は、その週の金曜に公開されるはずだった消えたお金についての大きな記事を、1年以上かけて記者と準備していました。彼女は9つの記事を書き、私たちは議会とGAO(政府説明責任局)に、それについて対応するよう働きかけていましたが、ご存知の通り…。
タッカー:優先順位が変わりましたね。理由はまだ分かりませんが…。
キャサリン:いや、理由なら分かってますよ。
タッカー:まあ、一般の人は、19人のサウジ出身者が犯人だったと思ってるかもしれませんが…。
キャサリン:私は愛国者法を “金の流れをコントロールして集める法”と呼んでいます。9・11後に起こったことの一つは、ブラック・バジェット、つまり政府が秘密や機密プロジェクトに使う秘密の資金が膨れ上がり、それを手に入れるのが非常に非効率的になっていたことです。私は、詐欺がその最大の資金源だったと信じています。愛国者法とそのプロセスは、巨額の資金を国家安全保障予算に移動させるのに非常に成功しました。これは、複数の目的を果たした操作だったのです。
タッカー:私は、それら全てを見逃していました。ムハンマド・アターのことだと思っていましたが…わかりません。
キャサリン:ここで、教会の話をさせてください。
タッカー:話が盛り沢山ですね。
キャサリン:はい。
タッカー:私はただ、この宇宙に関する質問を中途半端にしたくないのです。私はそんな話を聞いたことがないので…。あなたは30年前、アメリカ政府と金融界がそのための資金を欲しがっていたと信じているのですか?

