1. もしあなたが現世でポジティブな効果を広げていれば、その影響は死後も続くことになり、それはあなたの次の転生に良い影響を与えることになるでしょう。
クリフ・ハイの『過去と未来のリンポチェ (なぜ 他人とおしゃべりすることが大切なのか…)』(2022/12/22) https://clifhigh.substack.com/p/once-and-future-rinpoche?utm_source=profile&utm_medium=reader2#details
ハロー、ヒューマンズ!
今は朝の9時過ぎで、ここのビーチは−3°Cです。とてもとても寒いです。唯一の救いは風がないことですが…。
さて、ある人から受けた質問で、その場ですぐ答えることができなかったものがあります。それは、輪廻転生に関する質問です。
わたしたちは基本的に、非常に活動的で、多くの人々に大きな影響を与える人生を送った人は、霊魂の再生のために長い期間が必要になると考えています。
たくさんの人々に大きな影響を与えた人は、回復するために長く深く眠り、人生で起きたことをすべて蒸留処理し、“直感の一滴”に集約させなければなりません。
その人が大きな影響力を持っていればいるほど、生まれ変わるまでに、地球の時間で1000年間とか、そういったレベルの長い眠りが必要かもしれない、と。
要するにこの質問は「例えば、レオナルド・ダ・ヴィンチとか、マネやモネやゴッホなどのような偉大な画家たちは、死んでもなお、世の中で活躍していますよね? そういう人たちの場合、一体どういった眠りになるのでしょうか?」という内容だったのです。
同じことが、誰もが知っているすべてのミュージシャンにも当てはまります。
マイケル・ジャクソンをはじめ、今でもみんなが音楽を聴き続けている人たちを思い浮かべてみてください。わたしたちは、彼らの死後も、彼らの芸術作品を楽しんでいますが、それは、彼らがこの世にいる間、人々が積極的に彼らの作品に関わってきたからです。
果たしてこの事実は、彼らの眠りを長くする原因になり得るのでしょうか?
その答えは、シンプルに「NO」です。世の中に影響を与えたということが、眠りを長くする原因になることはまったくありません。なので、わたしたちが認識している時間の媒介変数 (パラメータ)を変更する必要はないのです。
そして、このことについては、ハロルド・パーシヴァルの『思考と運命』(Thinking and Destiny)という本を読んで考えることができます。オンラインに無料のPDFがありますよ。
さて、良い影響だけではなく、生前、人々に悪い影響を与えるようなことをしていた場合、その人の死後はどうなるでしょう?
例えば、ファウチはスパイクたんぱく質の開発に携わり、彼と彼のスタッフは、スパイクたんぱく質をコロナウイルスに入れるために働きました。さらに、スパイクたんぱく質とmRNAとを含むコロナ注射は、ファウチが死んだ後もずっと人々を殺し続け、損害を与え続けるでしょう。この事実は確かに、ファウチらに対しネガティブな影響を与えるかもしれません。
もちろんこれには、ポジティブな効果がある場合もあります。このことは現実に、古代の宗教によって例が提示されています。
何が起こるのかというと、人は輪廻転生をしている間…つまり、生まれて、死に、次に生まれ変わるまでの間、影響を与えることができるというのです。
これはつまり「ペイフォワード(善意を人から人へと繋いでいく)」という考え方です。
要するに「多くの人間に非常に良い影響を与えた人は、死んでいる間もその影響を与え続けるため、次に生まれ変わるときには有利な立場になる」ということです。
つまりある分野において、ある程度は、前世で積み上げた徳を持ったまま生まれて来るのです。
なので、マイケル・ジャクソンが現世で天才的な音楽家であった影響は、彼の死後も残っているのです。そして、他の他界したミュージシャンにも同じことが言えるのです。
そのミュージシャンが死んで眠っている間じゅう、彼はその影響を与え続け、その影響は、彼の次の人生にまで続きます。
大抵はそうでしょうが、そうではないこともあります。それについては、後で説明します。
しかし、それが何をもたらすかというと、それは、そのポジティブな振動が死後も続いて、次の転生に影響を与えるということです。
それは、次の転生にプラスの影響を与えますが、霊魂再生期にいる人次第では、マイナスの影響もあると推測できます。その影響は、多岐に渡るでしょう。
ですから、もしあなたが現世でポジティブな効果を広げていれば、その影響は、あなたの死後もある程度まで続くことになり、その場合、それはあなたの次の転生に良い影響を与えることになるでしょう。そしてその転生が早いか遅いかは、問題ではありません。
マイケル・ジャクソンが死んだ今も、わたしたちはまだ彼の音楽を聴いています。彼のポジティブな影響は、ずっと続いているのです。
彼が現世でおこなった膨大な偉業のおかげで、彼のポジティブな振動はまだ続いているので、もしかしたら、このマイケル・ジャクソンの音楽は、1000年後も変わらずに人氣があるのかもしれないし、もしかしたら、すぐにでも大リバイバルが起こるかもしれません。しかしそれは、1000年後に、マイケルが新しい人間として再登場することと、時間的に一致している必要はありません…期待することはできますが。
今から450年後に彼の音楽がフェードアウトして、誰も彼の音楽を聴かず、話題にすることさえなくなってしまったとしても、それは彼の次の人生にとってプラスとなるだけです。
このように、プラスになることは、いろいろな形がありますから、うまくやれば、良い転生ができるかもしれませんね。
ヨガの文献では特に、ヘルシーポジション、ヘルシーアクティブなどという表現が使われています。
これは、人が死んでいる間も続く振動の活動が、その人の次の人生に影響を与える、様々な異なるカテゴリーのことです。これについては、いろいろな呼び名がありますね。
例えば、ウェルポジションは、“有利な出生”を意味します。良い両親を選んで生まれ、その人生で自分のカルマに対処し、次のステージに行くチャンスを得られるようになることです。
だから、もしあなたが健康で活発なら、それはあなたが、前世から今世へとやってきたこのポジティブな振動 (バイブレーション)を、生まれた時に肉体に取り込んだということです。
この場合あなたは、とても健康的な生活をしていて、肉体的に不安定な要素はほとんどない、ということになります。
なので、これらをいろいろな形で取り入れることができれば、あなたは “社会的に”健康になることができます。ヨガの文献ではそのことについての呼び名はありませんが、あなたの子どもの世代になれば「自分が社会に対して、非常に大きな影響を与えるような形で生まれることができる」と理解するようになるでしょう。
これは、必ずしもたくさんの人脈を持つということではありません。
独りで洞窟に住んでいて、ある素晴らしいアイデアを思いつき、それを岩に書いておいたら、それがどうにかして世間に広まるということもあるかもしれません。
この種のものは、信じられないほど美しい必要はないのです。
ひょっとして、あなたの来世では、肉体的に醜かったり、奇形である場合、他人とどうやって関わればいいかという教訓を学び、対処しなければならないこともあるでしょう。しかし、それでも、あなたは社会性に優れ、皆んなに好かれることが可能です。だから、池の中で一番カッコいいカエルでなくても、悩むことはありません。あなたはそうやって、自分の教訓を学ぶことができるからです。
そのレッスンに影響を与えるポジティブな波動をあらかじめ蓄えていれば、教訓を早く学ぶことができます。それは好ましいことであり、あなたの状況が必要としているものなのです。
そして今、これが現実であるということが、わたしたちにはわかるようになったのです。
わたしは、すべての種類のヨガは、氷河期を経て、現代の人類が最後の大きな転換期を迎えた時のために、わたしたちにもたらされたものだという考えを持っています。でもそれは、まだ残骸であり、穴のあいたような不完全なシステムです。
しかしそれでも、ヨガの文献の中では、これらの問題のいくつかが議論されていて、チベットの僧院では、ヨガの実践者たちが真剣に取り組んでいるのを見ることができます。
彼らは、これをシステムとして働かせるために、いろいろなことをしています。例えば、これはよく見られることですが、1年を通じて何度も「想起の日」を設けたりしています。
その「想起の日」には、その僧院に属していたすべてのリンポチェ (悟りを開いた人)の名前を、ずっとさかのぼって語るのです。
その系譜がどのくらい長いのかわかりませんが、全員がそれぞれの人についての物語を暗唱し、みんなで彼らのことを心に刻みます。
まるで巨大なロックコンサートで5、6万人が集まって全員が同じ振動になるようなことが起こるのと同じように、彼らはその振動を反映し、増幅させているのです。
これは、一種の魔法です。この場合の魔法は、善にも悪にも使える中立的なものなのです。
ここでは、人々を訓練するためとか、いろいろな理由があって、リンポチェたちの人生を想起するということをおこなっているのですが、でも、本当に必要なのは、そのリンポチェの来世に影響を与える波動を維持するために、話し合い、前進することです。そうすることによって、彼らがこの世に戻ってきた時、恩恵に預かれるかもしれないからです。
2. ひとりの人間の中には「知る者」「考える者」「実行する者」の三者がいます。わたしたちは、本当に巨大な意識の塊なのです。へ
ハンディをもつ人生を選択された方は、その人生をまっとうできるほど強い魂をもってるが故にそのような人生を選択することを許されたのではないでしょうか。宇宙の経験と成長という観点からこの世界のことわりを考えると、そのようでなければならないと思えるからです。また、そのように考えると、そこには一切の無駄がないはずですから、ハンディを選択した魂がその課題を達成できるレベルにあるか吟味し、許可し導くという、そこにも、そのような経験を通して成長する高次の魂が存在して然るべきではないか、と思えるのです。そしてそのあるべき秩序を歪めようとする高次元の存在もいて、その存在を神と崇める連中はナチスのようにハンディを持った人々を存在価値なしとして処刑します。
だからハンディをもって生まれてくる方々の『殆ど』は自らの選択によるもので、強い方々だと思うのです
「徳を積む」と来世は好環境に生まれることが出来る。
「徳」とは善行ではなく「ポジティブなバイブレーション」のことだ。
ここが好きですね。善行と解釈すると、自分の外にある価値基準に左右されることになるので。
今をポジティブに生きることが次に繋がる。
そして、それを達成した人、その仕事を思い続けたり、思い出すことは、ポジティブな波動を増幅させて全体に働きかけるシステムとして作用する。素敵ですね。